Seize The Day

~未来を変えるのは、今の自分の行動だ~

 

理事長所信

1958年、大きな志を持ったチャーターメンバー50名により誕生した(一社)浜田青年会議所は、以後60年私たちが住み暮らす浜田の明るく豊かな社会の実現を目指し青年会議所運動を通して、様々な活動を行って参りました。

この60年の間、交通や環境、経済といった分野において多くの問題が発生してきておりますが、直近の課題として少子高齢化と山間部における過疎化の問題が多岐にわたり影響を与えています。これは、浜田だけでなく、島根県全域、日本全体の問題にもなっております。今後、明るい豊かな社会の実現を目指し、さらなる発展をしていくためには、この状況を打開しなければなりません。そのためには戦後の日本を経済大国へと復興させた先人たちの、未来へと向かう力強い思いと忍耐強い弛まない努力、そして豊かな発想力が必要であり、それを基に行動していく力が必要です。

私たち青年には経験は少ないかもしれませんが、将来を変えていく行動を起こすことは出来ます。幕末の日本で、近代国家へと導いた坂本竜馬や西郷隆盛といった志士の多くは40歳以下のメンバーでした。青雲之志を持ち、本気で考え、自分たちの日本を創り出した歴史があります。私たちも様々な問題に直面している今、行動していかなければ浜田の未来、日本の未来を変えることはできません。

人はみな、自分の体は自分でしか動かすことは出来ないでしょう。自分の体を動かし行動するためには、「スイッチ」が必要です。このような時代だからこそ、私たち(一社)浜田青年会議所は、過去から学び、未来をより良きものに変えるために、全力で今を生き、仲間とともに行動する事で「スイッチ」を率先して入れることができる存在にならなければなりません。

 

(一社)浜田青年会議所創立60周年について

1958年5月16日 初代玉川舜一郎理事長を初めとされますチャーターメンバーの熱き想いと、(公社)松江青年会議所様の力強いレスポンスにより、全国で146番目のLOMとして私たち(一社)浜田青年会議所は誕生しました。以来60年の長きに亘り、先輩諸兄の努力と行動力により、この浜田に存続し、花いっぱい運動や西日本神楽大会の開催など多数の青年会議所運動や活動を展開して参りました。創立60周年を迎え、今、私たち現役メンバーが(一社)浜田青年会議所でJayceeとして活動できるのも、先輩諸兄が繋いで来た熱い想いと、浜田のために行動されてきた実績のおかげであります。そのことに改めて感謝の気持ちを持つ事が大切です。

60年を人間の年に例えると還暦を迎える年であります。1958年に誕生した(一社)浜田青年会議所は、干支が一回りして生まれた年の干支であります戊戌(つちのえいぬ・ぼじゅつ)に戻ることを意味します。私たち(一社)浜田青年会議所も創立当時の想いを振り返り、今、この街のために自分たちが出来る事は何かを考え、真摯に向き合い、そして行動することで、私たちのこの街における存在意義を高めることに繋がると考えます。

2018年度は、中期ビジョン2022のもと、若く熱い想いを持ったメンバーが、自ら考えて行動する新たなスタートを踏み出す年になります。浜田における様々な問題に率先して取り組み、今後5年、10年先の未来に向けて、我々青年である現役メンバーが過去を振り返り、気持ちを新たに進み出せるような事業を展開していきます。

 

社会開発への取組みについて

2014年、日本創生会議は、全国の地方公共団体のうち約半数は「消滅可能都市」であると発表しました。その主な要因は、少子高齢化、地域の過疎化による人口減にあり、浜田市も2030年には人口が5万人を下回ると予測されています。日本政府が取り組む「人生100年構想会議」では、国連の推計によると2007年生まれの50%が107歳まで平均寿命が伸びるとの予測の中で、今までのような若い人が高齢者を支える仕組みから、世帯全体で支える、または高齢者が働きやすい環境作りや、いつでも教育を受けやすい環境などの仕組みを考えていく事が重要とされています。特に島根県は全国の中でも少子高齢化比率が高く、浜田市においても2015年で33.7%(全国平均26.6%)と他地域よりも7%近く上回っており、2030年には37%を超える予測されます。これは10人に4人が高齢者という数字になり、この浜田市において「働き方改革」について率先して考えていく必要があります。そのような状況で地域が発展していくためには、行政、民間が一体となって課題に取り組み企画・立案・行動していく事が大切であり、浜田で育っていく子供たちが、本気でこの地で暮らし、自分たちの未来を築いていくには、政治に関心を持ち、興味を持って考える機会が必要であります。

2017年度に実施した「政策甲子園」は高校生が浜田市の政策を自分たちで企画、立案し、発表をするというものでした。高校生が浜田市の事を考えて政策を企画立案することで、自分たちの街の現状を知る良い機会となります。そのような場を(一社)浜田青年会議所が率先して提供することで、自分たちの将来について真剣に考え、学ぶ事、その若い力が地域にとって大切な知的財産となりうるのです。

2019年に浜田市は、浜田藩開府400年を迎えますが、私たち(一社)浜田青年会議所が浜田の大名行列奴隊を、1969年に松原町の有志の皆様から引き継ぎ50年目を迎えます。この記念すべき年にむけて、今年度、大名行列保存会と協力し、浜田市の無形民俗文化財登録を目指して行動をすべきであります。伝統文化の継承を通じて、浜田が城下町であったという歴史を形として残していくことは、きっとこの街の誇りとなります。

 

組織強化と人財育成について

組織は、所属する1人1人の「個」の集まりであり、組織の強化・成長には、個人の成長は必要不可欠です。個々が切磋琢磨し成長する中で、情報共有を積極的に行い、協力し事業を行っていき達成感を共有する、そのことが組織の強化に繋がっていくと思います。また、会員スピーチ等を通じて、個人のスキルアップの場となり、地域にとって必要な人財を育成していく機会を創り出していくことも必要であります。

青年会議所の運動、活動には、委員会、例会への出席等、自分の時間を使う事が多くあります。しかしながら、自分で使える時間は、限られております。その貴重な時間の中で、青年会議所の運動、活動にあえて時間を創り出し積極的に行動することは、自分を成長させてくれるヒントとなることでしょう。自分の人生は自分の行動でしか変化することはなく、その変化を主体的なものにするためには、想いを持ってしっかりと考え、自分自身をマネージメントすることが必要であります。メンバー全員が、主体的に行動でき、自分の行動をマネージメントでき、常に目標を達成できる集まりであれば、組織力は強化され、その団体は魅力あるものに進化していきます。

(一社)浜田青年会議所の運動、活動は多岐にわたりますが、他団体や行政、一般の方々と連携して行動することも大切なことになります。私たちが何を行ったか、どのような想いを持って活動を行っているかを対外に知って頂く事で関心が高まり、より一層の連携が深まることと思います。そのためにも効果的な広報活動は必要であり、自分たちで情報をきちんと発信していくことで、浜田青年会議所の魅力を伝えることができると思います。島根県内各地青年会議所のメンバーへ(一社)浜田青年会議所の元気の良さをアピールするためにも、積極的に対外事業に参加して行きます。

 

会員の拡大

(一社)浜田青年会議所が今後も継続していくためには、会員拡大は重要な課題であります。どのように会員を拡大していくか手法はたくさんあると思いますが、大切なのは組織に魅力があることです。青年会議所は、人材育成の場所であると言われております。私自身、この(一社)浜田青年会議所に入会し、多くの事を学ばせて頂きましたが、その最たるは人間関係の構築と、自分の想いや考えを共有してもらい一緒に行動する事で色々な事を実現できるという事です。会員拡大は、誰かがやるのではなく、所属するメンバーそれぞれが青年会議所の運動、活動を通じて自らを成長させる事で、その魅力を伝えていく事にあると思います。今後60年、70年とLOMが継続的に活動していくために今年度各メンバー1人1人が行動し、全員で会員の拡大を図っていきます。

 

結びに

青年会議所は40歳で卒業を迎えます。この限られた時間の中で成長するためには、自ら考え、率先して行動する事で、自分の中に技術や手法を蓄え、変化して行かなければなりません。私たち青年は、この地域をそこに住み暮らす人たちが未来を見つめ向かう事ができ、笑顔の溢れる「明るい豊かな社会」に向けて共に協力し、実現に向けて一緒に行動する事が出来うる大切な人財です。未来をより良くするために、今、この瞬間を「どうせ無理」と思うのではなく、「どうせやるなら楽しい方がいいに決まっている」と積極的に取り組み、2018年の運動、活動を通じてメンバーが団結し、(一社)浜田青年会議所が地域の中で常に率先して笑顔で行動出来る存在でありたいと思います。