ABOUT

理事長所信

【はじめに】

 私は2018年に浜田青年会議所へ入会致しました。広島からUターンをし、独りで始めたエステサロン。毎日お客様を綺麗に輝かせることが楽しく、やりがいを感じながら仕事をしていました。しかし、漠然と独りで経営する寂しさや不安、地域の方と関わることがなくせっかく地元で起業したのだから何か地域貢献できることはないだろうかと感じていた矢先に舞い込んだ出会いでした。この出会いは私に沢山の経験と仲間との時間、真剣に浜田市の未来について考えるきっかけと使命感を与えてくれました。

 新型コロナウイルスの蔓延によって当たり前の生活や活動が出来なくなった時、貴重な経験の機会を失くしてしまったことは否定できないと思います。しかし我々はどんな時でも歩みを止めずに出来ることを考え行動してきました。まだまだ終わりの見えないコロナウイルス。その影響による景気の低迷や、円安、物価の高騰、ロシアのウクライナ侵略など暗いニュースばかりが目立ち、私達の住む浜田市の課題もより深刻化していくことと思います。しかし、今こそ仲間とひとつになり課題に立ち向かうことで少しでも未来を明るくすることができると信じています。

 私は更に浜田青年会議所初の女性理事長という貴重な機会をいただきます。今後の可能性を切り開き、メンバーひとりひとりの素晴らしい個性をより輝かせることで浜田市の未来だけでなく、浜田青年会議所の成長・発展を担って使命感を持って邁進する所存です。

 

【浜田青年会議所創立65周年について】

 1958年5月16日 初代玉川舜一郎理事長を初めとされますチャーターメンバーの熱き想いと、(公社)松江青年会議所様の力強い支えにより、全国で146番目のLOMとして浜田青年会議所は誕生し本年度創立65周年を迎えることとなります。今、私たち現役メンバーが浜田青年会議所で活動できるのも、先輩諸兄姉が繋いで来られた熱き想いと、率先してまちづくりやひとづくりを実践し続けて来られた弛まぬ努力の積み重ねによるものであります。浜田青年会議所の歴史を紡いで来られた先輩方へ敬意を表すとともに、これまで多大なるご支援とご協力をいただいた多くの方へ感謝を伝え、想いを受け継ぎ、中期ビジョン2027と共に今後の運動への新たなスタートを切ります。

 昨今新型コロナウイルスによる事業や懇親会等の自粛などで先輩諸兄姉の皆様との関わる機会も減ってしまっています。今一度先輩方へは現役メンバーの今後の運動への決意に共感をいただき、ご理解とご協力をお願い申し上げ、再び絆を強固なものとできるような65周年記念式典、祝賀会を設営し記念事業を実施いたします。

 

【LOMの成長と発展に向けて】

 我々、青年会議所のメンバーは年齢も性別も仕事場も違う20歳から40歳までの青年により形成される組織です。集まった青年がより効果的な青年会議所運動を行うためには、会員同士が強い絆で結ばれ、組織として魅力溢れる団体へと進化し続けなくてはなりません。それには、会員個人の成長はもちろん青年会議所の意義や魅力を広く伝搬し意識を共有し組織力をより強固なものにしていくことが必要です。それぞれが支え合い、励まし合いながら様々な事業や日々の活動の中に多くの機会を創出し提供することで今後の青年会議所や地域を担う人材を育成します。

 会員数の減少に伴い今後のLOMの存続も危ぶまれる中、メンバーひとりひとりが危機感と自覚をもって存続はもちろん、成長、発展へと足並みを合わせ取り組みます。

 

【ふるさとの愛を育む運動】

 浜田青年会議所は様々な運動を行ってまいりました。我々に求められていることは何なのかを考え、本年度も地域の現状を再認識し時代に適したかたちで浜田市を持続可能な地域にするための事業を行ってまいります。

 コロナ禍で失われたものは何なのか… 考えた時、1番に子供達の笑顔が浮かんできました。マスク生活を強いられ、様々な楽しい行事も満足に行えず、楽しいはずの給食の時間も友達と向かい合うことすらできず、我慢ばかりの3年間。おうち時間が当たり前となりインターネットやゲームに費やす時間が急速に増え、地域や人との関わりは希薄化していると考えられます。

 そんな子供達に少しでも笑顔になって貰えることがしたい。そしてこの浜田市の素晴らしさを伝えたい。子供達の記憶の中にふるさとの魅力と誇りを残すことができるような事業を実施しまちや人との繋がりや郷土愛を醸成します。郷土愛を持った子供達は都会に出て地元を離れても、地元に帰りたい。地元に貢献したい。という想いを持ってくれるはずです。その想いは持続可能な地域を作る為の大切な架け橋となるのではないでしょうか。

 子は地域の宝です。地域を巻き込み、子供達だけでなく我々の運動で親世代や地域の心をも動かし自分達のまちに愛着を持ち、まちのために汗を流そうと考える市民を増やし、青年会議所の輪を広げていきたいと考えています。

 

【未来へ繋ぐ会員拡大】

 青年会議所運動を実りあるものにするためには会員拡大は必要不可欠です。会員拡大を行わなければ浜田市の未来を考えて行動する人が減少し、組織としても活動力や発信力が低下し持続可能な地域や組織を造るために運動していくことが難しくなります。今一度会員拡大の目的をメンバー全員が理解し意識することで持続的な会員拡大へと繋げていきます。

 また、会員拡大をする上で認知のための広報、ファンづくりのための広報も必要になります。

 私達の運動を知ってもらい、理解、共感を得て、共に活動したいという想いを持ってもらえる魅力溢れる発信を続け、地域を想い共に行動する仲間をひとりでも多く迎え入れ続けることで浜田青年会議所が持続可能な組織となり、明るい豊かな浜田市の創造に繋がることを信じて活動していきます。

 

【終わりに】

 本年度は65周年を通して仲間と感動を分かち合い、より友情を深め新たな目標に向かってスタートを切る大切な1年となります。志を同じくすること=心をひとつにすること「One heart」をスローガンに掲げました。独りではできないことも仲間と同じ目標に向かって行動すること、自分とは違う仲間の価値観も認め合い、改めて繋がりを強化し困難に立ち向かうことで強靭な組織へ成長を目指していきます。

 ひとりひとりが他者を思いやり、手を差し伸べ、自らを成長させ、他者の幸せを願い、大切な人、家族、仲間、すべての人々に温かな幸せな未来が訪れるよう共に行動し続けしましょう。

 最後に、皆様には今後も弊会へのご理解とご協力そしてご支援ご指導を賜りますことを心よりお願い申し上げ結びといたします。  

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