浜田大名行列奴(浜田市指定文化財)

〇4月29日(土)に開催された「石州浜っ子春まつり」の中で私たち浜田青年会議所は『大名行列奴隊』として参加をさせていただきました。

 今年はコロナを歴て4年ぶりの現地開催ということで、この4年間分の思いを個々に表現し沿道を練り歩き、市民の方々の温かいご声援を感じながら演じることの喜びを改めて実感できた一日となりました。

 当日は浜田駅前の一画で「奴メイク体験コーナー」も実施しました。
 実際にやっこの髭メイクを体験していただいたり、箱や槍の道具を持って実際の重さなどを体感していただいたりと、たくさんの方々と奴隊を通して交流がもてたことは私たちの今後の活動の励みとなりました。

 本番に至るまでに関わってくださったすべての皆様に感謝を申し上げます。
 ありがとうございました。

 浜田大名行列奴とは...
 元来松原町の祇園社(現在の須賀神社)の祭礼行事であった。その起源は、江戸時代の大名の参勤交代の様子を取り入れ、松原浦の祇園社から侍屋敷、城下町を通り、浜田浦の大歳神社へ向かい、船で戻るものであった。明治以降の衰退により、規模と主体は変化し祭礼行事とは切り離されたが、地元松原町の住民が奴の指導にかかわり続け、保存伝承されてきた。現在の奴は昭和44年に松原町の住民から受け継いだ浜田大名行列保存会により、毎年春に実施され、春の浜田を代表する行事として知られている。この浜田大名行列奴は近世城下町である浜田市に伝えられた地域的特色をもつ民俗行事として重要である。

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